2014年 07月 13日
本日1本目は音楽です
特に3楽章の面白さっていったら もうね
古びた遊園地のジェットコースターに乗っているようやわ
ドキドキとワクワクとゾワゾワ
ギコギコ 乗り物の軋む音と 変なテンポのスピード感
ミュンシュは リハと全く違う振りを本番で、すっとぼけてするような指揮者だし
フランソワだって いつも通り好き勝手に弾いている
なのに 二人の個性が 相乗効果!!
それを聴くたび ガハハと笑ってしまうほど気持ちがスカっとしてきて
苦手なロマン派の ロマンロマンした音楽なんだけど幾度となくCDをセットしてしまう
でも オカンが入院してた時
アタシの電車での御供は フランソワではなくリパッティやった
リパッティ&カラヤン(上の動画)
その時 若いリパッティは白血病で 入退院を繰り返しながら演奏活動をしていたんやて
もともと 完璧主義のリパッティらしく ただの一音も 気の抜けた音はない
それなのに リパッティは ただのお堅い完璧主義者ではなく
ものすごく人格者だったみたいで 皆から好かれていたそう
ありえへんやんなぁ~
でもね 音を聴くとわかるねん
酸いも甘いも知っているような音 でも 円熟とは違うで
だって リパッティ 若い青年やねんもん
完璧なしっかりした音なんだけど 固まっていなくてあたたかい
だから あの カラヤンかて こんなにリパッティに寄り添ってくれてる
(アタシは カラヤン苦手やのに これはステキや)
上の動画は 後半部分やねんけど これまた後半部分の3分半すぎぐらいのとこから
これなんて もう むちゃくちゃ生命力を感じるわ
生きる喜びにあふれている感じが リパッティ自身とも重なってしもて
はっきり言って 涙なくして聴けへんで~
シューマンは クララとやっとこさ結婚して
彼女 だ~いすきっ♡ って思って
ピアノ上手なクララのために この曲を書いた
この曲は 多分 ものすごく ロマンティックな曲なはず
でも アタシは この曲をそのように演奏するヒトは
ちょっと 背筋がゾゾゾーってするねんよなぁ
シューマンかて クララに執着するあまり
だんだん気がおかしくなっていってようにしか思えへんし・・・
この曲は 思うところが色々あるので またそのうち
勝手に思うところを書いてみたい
とりあえず オカンも退院して元気になったし
アタシはまた フランソワの演奏を聴いて笑って
ほんで そろそろ 雑草抜くわぁ~~~~
by biro3110
| 2014-07-13 11:46
| 音楽