2020年 07月 11日
グレングールドのゴールドベルク変奏曲
ゴールドベルグ変奏曲は
バッハが どこぞやの偉い人が眠れるようにと
偉い人個人に向けて作った曲ですなぁ
アタシも あまり眠れる方ではない
でも夜は凄く好きなんでね
大体がワクワクしながら過ごしている
昔っからだねぇ
ごくまれに
凄い恐怖が襲ってくる事があって
(ずっと昔の若い時からなんだけど)
そんな時は
呪文のように
かみ砕いてゴールドベルグ変奏曲を聴く
グールドで
グールドのデビュー作やね
聴いてみるとわかると思うけど
全然眠れないタイプの解釈法
長いからねぇ
かみ砕いて楽譜とにらめっこして愉しんで
だんだん恐怖が去っていき
楽しい夢の世界への階段みたいに
聴こえだして来たらOK
グールド 変人やわぁ~(解釈)
グールド 操り人形みたいに音を操ってるなぁ
未だに ゴールドベルグはグールドでしか聴かない
特に若い頃は
若いグールドの演奏を好んで聴いていた
死の前年 1981年度版(同じくグールド)
今は こっちの解釈が凄く好きだ
この トロトロしたアリア(最初の曲)
これを もっともっと味わえる大人になりたい
今も アタシはめっちゃ大人で
年齢的には
どっから見ても若者ではない
死が近づいて来ると
もしかしたら この曲のこの弾き方
もっともっとズシリと来るんじゃないかなぁ
大人になっても大人になっても
いっぱい年齢を重ねても
辿り着けないけど
前を行くのは自分よりも高年齢の人
自分の前の人を ずっと辿っていくと
今まさに人生を終えますって人が
グールドの生演奏を最前列で聴いているような
そんな列があったら
今のうちに並んでおきたい
音の中に入っていきたいんです
一切の雑音をそぎ落とし
いつか別次元に行きたい
智に働けば角が立つ
情に棹されば流される
意地を通せば窮屈だ
とかくに人の世は住みにくい
住みにくさが高じると
安い所へ引き越したくなる
どこへ越しても住みにくいと悟った時
詩が生まれて画が出来る
中略
あらゆる芸術の士は
人の世を長閑にし
人の心を豊かにするが故に
尊い
有名な夏目漱石の草枕の冒頭
奥歯でかみしめながら
グールドを聴く深夜
(夜中やのにすんません~ 続けてもう一本
園芸ブログ書かせてもらいます~)
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gladtoseeyou2020 at 2020-07-11 15:48
歌いながら弾いてらっしゃいますね。
まだ最前列に並びたくはないけれど
後ろから3番目くらいで聴きたいです。
0
Commented
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Biro3110 at 2020-07-12 10:37
> gladtoseeyou2020さん
いつも歌いながら弾いてはりますねん笑
ご本人は 物凄く気難しい方だったようで
数々のエピソードが残されています
そんなところが常人離れしていて
後ろから3番目で聴いていても
いつの間にか 前へ前へと行きたくなるのかもしれません
そうなったら コワいなぁ~
いつも歌いながら弾いてはりますねん笑
ご本人は 物凄く気難しい方だったようで
数々のエピソードが残されています
そんなところが常人離れしていて
後ろから3番目で聴いていても
いつの間にか 前へ前へと行きたくなるのかもしれません
そうなったら コワいなぁ~
by biro3110
| 2020-07-11 00:49
| 音楽
|
Comments(2)