2022年 04月 18日
マチコ(猫)と現実味の無い世界
マチコ(猫)が二階から
ガタンガタン言わせながら
猫じゃらしを咥えて
降りてきた(今)
ごめん
今 ちょっと忙しいねん
明日もちょっと
忙しいのでね
深夜の更新になるねん
月曜日は
割とそうなる確率が高い
うちは本当に
窓が多い家なので
マチコが覗ける場所がいっぱい
毎日 楽しそうだが
窓って掃除が大変で
実はアタシは
全ての窓が壁でもいいと
思っている
窓なんていらん!
外に行きたきゃあ
靴を履いて外に出ればいい
穴ぐら上等
ああ・・
この家 嫌だわ
今日はクラシックをUPさせて下さい
シューマンの
「予言の鳥」
ヘルムヘンのピアノを
最初とする
ずっとピアノ曲を書かなくて
晩年の作品になるかな
シューマンが
現実と幻想の違いが
あやふやになってしまって
随分 時間が経った頃の作品
綺麗な曲で
アタシはとても好きなのです
ただ この曲
ええ録音が残ってなくて
録音が悪いせいで 色々台無しなのばかりやねん
ルビンシュタインは
割と 雑念なく聴けるかなぁ
連続する音型
最初のとこやけど
重さがあるのは嫌やねん
さも 雲の上を歩いているかのような
どこの世界の音?っていうような
浮遊感のある音がいいなと思う
あまり 弾く人の気持ちやら念やらが
入らんほうがいいな
どの指も均等の重さで
音を鳴らして
眼は遠くを見ている感じ
鳥の姿が見えるんじゃなくて
予言の鳥が見せてくれる世界にいる自分たちが
ひどく虚ろな目をしている
のを
別の自分が見ている感じにしたい
で、楽譜よ
昔 自分で弾いてみた時
ん?? そんなに難しいか??
と思った
楽譜は 特に難しいとか
弾きにくいとか無い
ただし さっきアタシが言うたように
現実味の無い弾き方をすれば
それは 超難しい
観念的に
↑の弾き方は アタシは好きではない
そもそも 知らんかったけど
この楽譜のスラーのかけ方を
シューマンは やってなかってんて
出版社がやったんやとよ
この時代 こういったことは
よくある事で
つまりは 作曲者の意図するところと
結構ずれてたのよなぁ
シューマンは
もっと フレーズとフレーズの間に
なんどなく(に見えるかのように)
スラーをかけてたそう
そうやね
そうしたら 浮遊感出るやんね
フレーズの出だしと終わりが
曖昧やねんもん
ホンマの世界か
幻の世界か
わからんような感じを
表現したかったんでしょうねぇ
リヒテルの「森の情景」を
載せておこう
予言の鳥は第7曲
11分52秒ぐらいから
初期にピアノ曲ばかり書いてて
いっとき ずっと何年も書かず
そして晩年頃
急に産み出された「森の情景」
シューマンはその時
どんな世界に居てたんだろうねぇ
アタシが 美術家とか音楽家が好きな理由の一つは
作品を通じて 人間を見せてくれるからなんよなぁ
日頃 人と喋ってるとするやん
別に 仕事でも何でもいいけど
わからんくなるんよなぁ
善意も悪意も
強さも弱さも
本音も建前も
自分はなるべく
建前の無いようにしたいと
気を付けていても
「アタシ ちょっとアカンかったよなぁ」
って 後で気が付くことが
自分でさえ あるんやもん
人の事なんて
ホント わからんねん
だから 本物の芸術家が必要やねん
本物の芸術はウソを付けないからな
まぁ つまりは
アタシは芸術を信じてる
ってだけの話かもしれんけど・・
最後は何故か合唱
ホンマは日本語のんUPしたかってん
中学生ぐらいのん
でも YouTubeにあがってるのんって
普通の子の普通の顔があがってるやん
載せるのん躊躇して
原曲で とりあえずね
この曲 流浪の民
シューマン作曲やねんけどな
思い出があるねん
中学の時 合唱コンクールで
別の組が歌ってたんよな
アタシんとこの学校は
合唱コンクールってのがあって
文化祭の時 1位からずっと順位付けられててん
1位のとこのんが この曲やって
すっごくまとまってて上手やったから
めっちゃびっくりして覚えてる
不良の子とかも
優勝ってきいたら
飛び上がって喜んでたし
ホンマ みんなでまとまって歌っててん
シューマンの曲って
中学生にも届くんやなぁ
ゾクゾクしたわ
by biro3110
| 2022-04-18 01:08
| 音楽